“いい話”がきらいだ

 “いい話”がきらいだ。ここで言う“いい話”とは例えば家族の大切さとか、友情の尊さとか、もしくは「学生の頃~~~があって今では私の嫁です」とか、老人を労わる話とかそういう類のもの全部だ。これがきらいだ。と言えば、人として何か大事なものを欠いているかのような疑いを向けられるだろう。まずその構造がきらいだ。“いい話”は既に“いい(善い)”話だと決められていて、その判断基準に従うことを要求される。そういう話を少しばかりしたいのだが、先に結論から言っておくと、“いい話”とはつまるところイデオロギー装置に過ぎないという話だ。それが必要なものであるかどうかはともかくとして。

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非政治的政治談議:現代政治の見取り図

 政治の話はやめておこうと思っていたのだが、思いついたので書いてしまう。可能な限り自己への呵責を捨て去るのが本ブログの趣旨である。しかしここで「反アベ」とか「日本の心がどうちゃらこうちゃら」などと言っても興醒め以外の何物でもない。そんなテンプレート、文脈に支配された言説に用はないし、そんなものは議論を喚起する力もない。よって本稿の目的はこの文脈を放り投げることに置くのであり、そのために一つの視点を仮に作ってみようということになる。これを称して—政治的立場を取らないとしながらそれ自体の政治性を否定しがたい点をも含め—“非政治的政治談議”と言う。

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ただの日記 +平沢進論(α)

    パソコンを買った。借金で買った。いや、僕も一応バイトくらいはしているので、その給料で買ったと言い張ることが出来るレベルの価格帯には抑えてあるけれども。なんのために買ったかというと、まぁこれでシヴィライゼーションが快適に遊べるなーとも思っていたけれど、主目的はDTMを始めたいということにあった。だからDAWやらオーディオインターフェースやらも買った。もちろん借金で。

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思想というものが少しわかってきた(気がする)

    思想というものが少しわかってきた(気がする)。というのは、情報として「思想とはこれこれこんなものである」ということを知ったというのとは違って、「上手く説明できないけどベースというのはこういう風に弾ける」みたいなもっと身体的というか、まさしく"体得"したというようなものである気がしている。冒頭から、説明できないものを説明します、と言ってしまった感があるけど、この文章大丈夫なのだろうか。

    結論から言えば、思想というものは選択できるものではなく、ある側面では理性によるものではないということになる。というのも僕は今まで一つ誤解をしていて、思想というものは色んな思想書だとかを読んで内容を知り、比較して、検討して、これが良いと思って選び取るものなのだと思っていた。確かに表層的にはそのように見えるし、そういう風にして「思想を選び取った」とする人も在るだろう(いわゆる転向をするのはこういうタイプなのかも)。例えば、日本の発展のためには民主主義でいくべきだ、とか国家を成り立たせるためには社会主義が必要だ、とかそういう在り方ね。 続きを読む

Creamはいいぞ

 Creamの話をしよう。60年代のバンドのアレである。恐らく世間的にこのバンドを紹介する文言としては、「かの有名なギタリスト、エリッククラプトンが…」という風な書き出しになることは恐らく間違いない。今は電車で家に帰る途中で、駅の本屋でクラプトン特集のギターマガジンを買って読んでいたのだけれど、やはりCreamの解説については(ギターマガジンだから仕方ないとはいえ)クラプトンが中心で、しかも彼が爆音ブルースというスタイルを考え出しブルースロック、ハードロックを生み出したのだというような評価になっていた。こういう評価には僕はけっこう不満がある。

 というより僕はこのバンドのベース兼ボーカル兼作曲者たるジャックブルースを師と崇めているのであって、彼抜きにCreamを語るような暴挙を許せないのである(クラプトンも好きだけど)。とはいえ彼の偉大さを熱弁するところから始めるのもまぁあれなので、Cream=爆音ブルースという誤謬を正すところからいこう。

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健全な、あまりにも健全な

 「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉がある。ふとこれを思い出して、「文言はこれであってたっけ?」と思ったのでググッてWikipediaのページを見ていたらこんなことが書いてあった。

 近世になって世界規模の大戦が始まると状況は一変する。ナチス・ドイツを始めとする各国はスローガンとして「健全なる精神は健全なる身体に」を掲げ、さも身体を鍛えることによってのみ健全な精神が得られるかのような言葉へ恣意的に改竄し、軍国主義を推し進めた。その結果、本来の意味は忘れ去られ、戦後教育などでも誤った意味で広まることとなった。このような誤用に基づいたスローガンは現在でも世界各国の軍隊やスポーツ業界を始めとする体育会系分野において深く根付いている。[1] 

 驚愕の事実。要するにこの「健全な精神は健全な肉体に宿る」は全体主義のスローガンに用いられた(本来とは意味の異なる)フレーズだという話である。これは非常に示唆的だなぁと思ったのだけれど、そういう風に思ったのは、この言葉について以下のように考えていたからだ。

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外に在る「伝統」―岡本太郎『日本の伝統』―

 こんちきちん。今回はこの小早川紗枝はんの楽曲の話から始めたい。※動画を貼り付けていたのだが消されてしまった(残当)。適当にどうにかして「花簪」という曲を聴いてからお読みいただきたい。本題とは関係ないけれど、デレマスの曲はどれもいいですね。コード進行とかアレンジとかどれも作り込まれていて、面白いです。楽典も知らなければ音感もロクにない野蛮人なので、具体的には説明できないけれど。で、かようなプロの職人のワザに対して僕がアレコレ言うのは日曜大工で犬小屋しか作ったことのない人間が桂離宮にイチャモンを付けるようなものでおこがましいのだけれど、そこはご寛恕していただかないと話が始まらない。

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